同僚の皆さん、お仕事お疲れ様です。
私はどこにでもいるCafé ParadeとF-LAGSのPです。
私に近しい方は既にご存知のことと思いますが……私は……死ぬほど迷っています。
なにで?
C.FIRSTを担当するかどうかということで!!!!!!!
頭の中にいるイマジナリーC.FIRSTには何度も「私は君たちのPかな…?」と聞いてるんですが、未だに返答はありません。
己が決断しろという無言の肯定なのか、自分の妄想にすらどうでもいいと思われているかの二択でしょう。
もういっそ、私は試されたいんです。
俺らのPならかくあれという試練が欲しいんです。
けど、そんなものあるんでしょうか?
C.FIRSTのPゆえの試練なんて……
──これ、ほんとにアンタが作ったの?
ふーん、すご……
──ぴぃちゃんの手作りお菓子が食べられるなんて、嬉しいなぁ。
これ、なんて名前のお菓子なんだろう。
──スノーボール。
ブールドネージュとも呼ばれるな。
──へえ、なんか作るの難しそうな名前ですね。
──でも、簡単に作れるんだよね?
ぴぃちゃん。
(アイドルマスターSideM 315プロNight! #336より)
準備
ということでスノーボールを作ります。
これが作れれば私も逆説クラファP。お菓子教室開講も夢じゃありません。
しかしスノーボール……ブールドネージュ?のことを言うほどよく知らない。
たしかに食べたことはある。無印良品でも見かける。
でもこれほんとに簡単に作れるやつ?
調べてみたところ、工程は少ないけど中身のクッキーがっつり作ってた。
生来手先の不器用さには自信しかないのですが、とにかくやってみましょう。
レシピはこちらを参考にします!
Twitterの最大の知恵「レシピは白ごはん.comを見ろ」にならい最初はそちらで調べましたがなかったので、今回はオレンジページさんのお世話になります。
調理開始
今回の材料はこちら!
早速調理を始めましょう。
まず下準備としてバターを常温に戻し、クルミをオーブンで焼く、というのが本来の手順です。
が、私は最悪なタイプの料理下手なのでバターを常温に戻し忘れがちです。実際戻し忘れた。
なので木べらで叩き潰します。
まあなんとかします。
あとこのクルミって味に深み出すバフ的なやつだよね?
だからほんとは省いても大丈夫だと思うんだ。
今回は大人しく用意したからちゃんと焼きますけど……
え?
なくなりました。クッキングシート。
え〜〜〜〜〜〜この後も使うんだけど〜〜〜〜困る〜〜〜〜〜〜
徒歩3分でスーパーがあるので事なきを得ました。
得てないよ。すっぴんで外出たよ。
そんなこんなでクルミが焼けました。
これまだ下準備らしい。厳しい。
次に、薄力粉とアーモンドパウダーをこし器で振るいます。
なぜかいつもの場所にこし器がなかったので、あやうく茶こしで代用するかという瀬戸際でした。
こし器のありがたさを噛み締めてふるいます。
そういえばアーモンドパウダーって、レシピだと「アーモンドプードル」というワンちゃんみたいな名前で記載されてることが多いです。
おかげで実態が謎い。パウダーなの初めて知った。
調達もTOMIZ*1がなかったらどこで買っていいか分からず詰んでました。
そうこうしてるうちに粉類が振るい終わりました!
アーモンドパウダーって映画館のポップコーンみたいな匂いするんですね。
続いて、さっき叩き潰したバターに粉砂糖を入れて混ぜます。
この工程、レシピだとだいたい泡立て器を使うよう指示されますが、ここでも木べらを使います。
というのも、泡立て器の中にバターの塊が入ると救出困難なのです。
これは私が何度かクッキーを作ってきたゆえの経験則です。
しかし、そう考えるとまともにレシピに従った試しがない。
というか、バターちゃんと常温に戻してたらこんなことにならないのか?
調理に戻ります。
先程振るった粉類をバターに混ぜ込み、クルミを入れます。
映画館のポップコーンの匂いがいっそう強くなりました。
コーンとクルミって案外近いんでしょうか?
ともかくこれで生地は完成なので、丸めてオーブンで焼きましょう。
焼いてる間、20分の休憩です。疲れた……。
ちなみにこれはよくある罠なんですが、オーブンというものは予熱をしておかないと使えません。
が、レシピの準備のところに「予熱」と書いてくれないと焼く手前まで忘れてます。レシピのせいにするな。
でも実際、人が料理下手になる原因の一つに「レシピを1工程ずつしか読まない」って絶対あると思うんですよね。
何を作るにせよ、レシピは一度最後まで目を通しておくのがベストです。
さて、20分経ったので様子を見ます。
ん……?
なんか形がつぶれてますし、隣同士くっついてしまってますね。
私はこの現象に心当たりがあります。
というかクッキー焼く時これに遭遇しないことの方が少ない。
そう、バターの"だれ"です。
たしかにクルミを入れて生地を丸めてる途中で「結構ぺたぺたしてきたな〜」とは思ってたけど、まさかここまで崩れるとは。
一旦生地を冷やさなかったのが運の尽きです。
レシピに書いといてほしいという気持ちと、生地丸めるのにバター溶けるほど時間かからんのよ普通という気持ちと。
とりあえず、比較的形の整ったクッキーを取り出して冷ましつつ、最後の仕上げ・粉砂糖を振ります!
……待って、なんか少なくない?
いやすくな。
途中工程で投入したのは100g中60gのはずなんですが、これ残り4割って感じじゃないですね。たぶん入れすぎてます。
よって、スノーボールのアイデンティティ、スノーに使える分は30gしかありません。
え?いけんのこれ?
とりあえずクッキーをパッドに出して、
粉砂糖をかけます。
いやもうこれ全部行っちゃお!
えーい!!!
とりあえず全体的にまぶせました。
このクッキーはマシな半分を取り出したものなので、実際はこの2倍クッキーがあります。
全部に粉砂糖かけてたら明らかに足りない。危なかった。
完成
なんだかんだ大騒ぎしてしまいましたが、とりあえずできました!
完成品はこちら!
粉砂糖をかけるとなんだかんだ良い感じになりますね。偉大だ。
しかし、問題は味です。
最悪C.FIRSTの3人の口に入るかもしれない(幻覚)ものなのです。
味は何よりも肝要です。
冷たいバターやバフのクルミ、一生振るい終わらないアーモンドパウダーなどと格闘し出来たスノーボール……
一体どんな味なのでしょうか?
緊張しますが、いただきます。
………。
あとがき
終わり良ければ全てよし。
工程ははちゃめちゃでしたが味は大成功でした!
我ながら良い線行ったと思う。
それはそれとして、アイドルをプロデュースしながら合間にお菓子作ってるPはただものじゃない。
私は日曜の昼下がりに大騒ぎしながらなんとか形にしたというのに……
今回のスノーボール作りを経て、クラファPの道のりはとても厳しく、そして険しいらしい……ということを痛感しました。
これを機に私も……もう少し頑張ります。なんか色々。
*1:TOMIZ(トミズ)は製菓・製パン材料の専門店。行くとちょっとワクワクする。 https://tomiz.com