同僚の皆さん、お仕事お疲れ様です。
私はどこにでもいるF-LAGSのPです。
私は今……今というか1ヶ月ほど、死ぬほど迷っています。
なにで?
C.FIRSTを担当するかどうかということで!!!!!!!
なぜ迷うかというと理由は色々ありますが、最も大きいのは「元々担当を決めるのに時間がかかる」ということです。
今までの担当は、存在を認識してから担当するまでかなり長い時間を要しています。
F-LAGSは本気で丸一年迷ってた。
いつか「あ、私F-LAGSのPだ!」と思えるきっかけが来ると思って。
結局、そんな運命的なものは来なかったので、適当なところで踏ん切りをつけました。
C.FIRSTもね……自分で区切りをつけるしかないって分かってるんですよ。
来る東京公演は、きっと素晴らしいパフォーマンスが拝めるでしょう。
担当するきっかけとして、これ以上良いタイミングはありません。
ただし公演後、担当を増やすかどうか冷静に判断できるならですが。
神戸ですら退場後しばらく火柱とたぬきとプロミのことしか思い出せなかったのに……絶対無理じゃん……
そんな感じで悶々と過ごして早1ヶ月。
私はいずれ答えを出そうと、日々C.FIRSTのことを考え続けています。
その結果として、なんだかふわっ…とした持論を並べ立てたりするわけです。
例えば
C.FIRST、F-LAGSとなんか似てない?!
とか。
「え?なんでF-LAGS?」
分かる。説明させてください。
秀の話
C.FIRSTのリーダー、秀がアイドルになった理由。
それは「離れてしまった親友の心を取り戻す」転じて「この世界を音楽で変える」ためです。
この、友のために己の行動で答えを示し、現状を打破しようと奮闘する、というのが、女性アイドルとして活動していた頃の涼を彷彿とさせるんです。
女性アイドル時代、涼には「桜井夢子」という仲の良い(?)アイドルがいました。
夢子は、アイドルとして夢を叶えるため、時に手段を選びませんでした。
その結果、(自業自得と言えばそうなのですが)夢子の悪行はえらい人にバレて、夢への道が閉ざされてしまいます。
夢子は落ち込み、心の底から反省します。
その姿を見た涼は、男性アイドルとして活動するという己の夢に、夢子の復帰という望みまで背負って、世間へ全てを告白しに向かうわけです。
余談ですが、涼は15歳で高校生*1。つまり高1です。
え!?じゃあ秀と涼って同い年!?
数字マジックですね。
私本当にここ2人勝手にコンビ的な波動を感じてますし期待も勝手にめちゃくちゃしてます。
とにかくまずは会話してほしい…………
百々人の話
私を含め多くのPは、メインストのあの展開を読んだ後、他のストーリーで家族に愛されているアイドルなどを見るたび心がキュッッ……となっていることと存じます。
しかし、百々人に限らず、家族との関係が不安定なアイドルは一定数います。
私の担当、九十九一希もその一人です。
一希の前職は小説家──ですがその裏には、「小説家である父のゴーストライター」という秘密が隠されています。
F-LAGSのエピソードゼロ1話では、そんな一希の葛藤と独白が見られます。
これを読んだ時、私はまだ例のメインストを見て1週間も経ってなかったので「あ、あれ?なんかこの感じ……百々人くんに似て……あれ?」という動揺がありました。
こんな共鳴あってたまるか。
ただこの二人は、確かに似てるんだけど、本質的に逆だなって思える象徴的な事象もあって……
それが"名前"なんです。
九十九一希。
この名前は見れば分かる通り「九十九」という苗字に「一希」という名前がつけられたものです。
「九十九」に「一」を「希(のぞむ)」ことで、足りないものを補い「百」を願う。
そういう名付け親の機転や願いが現れた名前だと思っています。
その文脈でいくと、百々人の名前は非常に重い願いを背負っているような気がしてきます。
名前に「百」が載っていて、しかも繰り返されている。
「百」を念押されているように感じてしまうんです。
妄想といえばその通りです。
ただ、名前に百があることに思わず反応してしまった一希P的には、名付けられた時から、二人の周囲を取り巻く環境は全く違ったのかもなと思いを馳せざるをえません。
鋭心の話
鋭心は……実はちょっと危ういなと思っています。
特にメインストの序盤は怒涛の展開ですが、注視すると鋭心の「自我の曖昧さ」が既に垣間見えます。
例えば、最初に事務所に来た時。
この直前、百々人はこう言っています。
……ちょっと似てない?
要は二人とも「プロデューサーの言うことに従う」という方針なわけです。
まあ基本的な指示に従ってもらうのは当然として、こうもガッツリ体重預けられるとちょっとビビる。
しかし、基本Pの言動に合わせてくる百々人とは違い、鋭心はPから言われても意志を曲げないことがあります。
例えばこのLINK。
これを初めて受け取った時、私はこの矛盾した発言に衝撃を受け、たっぷり混乱し、そして今までの鋭心の言動がつながった気がしました。
鋭心はきっと「周囲の望みを実現するのが当然の人」なんです。
なまじそれができてしまうがために、周囲の期待に応えるためなら、己の気持ちを勘定に入れないのです。
鋭心の言動は、本人が「そうありたい」と思って発露したものではなく、眉見二世として「そうあるべき」と思う姿をなぞっているのではないか……
そう考えると胸がキ゜ュッッてなる……Pが導くべきアイドルは……たくさんいる……
そしてF-LAGS。
最後の1人、大吾は言わずもがな「そうありたい」と思い周囲の期待、そして血統を振り切った人です。
鋭心にとって、何が最善なのかはまだ分かりません。
けれどこの事務所には、大吾のように、周囲の重圧を抱えながらも己を貫き、自分らしさを手放さなかったアイドルが何人もいます。
そうした仲間たちの姿を見て、期待と血筋と「すべき」でがんじがらめの世界にいる鋭心が、自分の声に耳を傾けるようになったらいいな……
そう勝手に期待しています。
というか基本勝手に期待だから!
でもめちゃくちゃ期待してるから!
なんか諸々!!!
脱却のF、向き合うF
折角だしなんかカッコいいこと書いちゃお♪♪♪と思ってこのタイトルにしました。
共感性羞恥を煽るなどしたらすいません。
これはPの間でまことしやかに囁かれる定説で、根拠があるわけではないのですが……
「F-LAGS」というユニット名は「F」と「LAGS」に分解できます。
このうち「F」は、ユニットの3人が過去に囚われていたものを指しているのではないか?
涼は「Female(女性)」。
一希は「Father(父親)」。
大吾は「Family(家族)」。
それぞれの「F」によって、自分らしく生きるまでに「LAG(遅延)」が発生した。
ゆえに「F-LAGS」なのでは?そういう説があります。
これを踏まえると、F-LAGSはその「F」から抜け出した人たちです。
涼は「女性アイドル」という肩書きから。
一希は「父親の代わり」という倒錯から。
大吾は「家の跡継ぎ」という期待から。
勇気を出して。何度だって希望の旗を掲げて。
己を変革し、今まさに等身大の自分で踏み出したユニットが「F-LAGS」なのだと思っています。
しかし、この「F」はとても普遍的なもので、実はC.FIRSTの3人も持っています。
例えばC.FIRSTの起点である秀。
彼には「Friend」という「F」があります。
秀がアイドルを志した理由。
それは当初、「親友が退屈だと言ったこの世界を音楽で変え、引きこもった親友を外に出す」ということでした。
実際Pがスカウトに行った時、秀はこう言っています。
この時の秀は「親友はこの世界が退屈すぎて嫌になったのかも」と本気で思っています。
しかしエピソードゼロでは、まさにこの直後、親友から引きこもっている本当の理由を告げられます。
自分では、"自分だけ"では、親友を傷つける一方なのだと秀は理解しました。
そこで秀は、新しく仲間を作り、共にこの世界を変えると決意します。
秀はまさに今、「F」に気づいたばかり。
突きつけられた事実に傷つきながらも、なんとか親友との絆を取り戻すため道を模索しています。
そして残る二人、鋭心、百々人の「F」としては「Family」を挙げます。
百々人は、望む成果をあげられなかったという理由で、実の親に見限られてしまいました。
ところがそれに対し百々人は、怒るでも泣くでもなくただ「ごめんなさい」と謝っただけでした。
ここまでの仕打ちを受けても、「才能がなければなんの意味もない」という考え自体がおかしいことに気づけなかったのです。
そしてその考えは、認めてもらいたい存在が親からプロデューサーに変わった今も、強く百々人の中にあります。
一方鋭心は、芸能界入りを望む親と、どうやらそうではないらしい祖父母の板挟みになっています。
もしかすると鋭心は、この矛盾した期待の間で迷い、無意識に決断を延ばしてきたのかもしれません。
しかしとうとう、眉見二世として、自分がなすべきことをすると決めたのです。
ただ、芸能界で活動している限り、祖父母のことは気にかかるはずです。
祖父母のことを語る時ふと見せた切実な表情が、その心境をうかがわせます。
FamilyにしろFriendにしろ、問題自体はずっとそこにありました。
見えてなかった、あるいは気づかなかった、もしくは向き合うのが困難だっただけです。
しかしこれから3人はアイドルとして、多くの時間、経験、交流を経るはずです。
その中で、己を取り巻く問題に対して何を感じ、どう行動したいか、よりはっきりと自覚していくのではないでしょうか。
C.FIRSTはまさに今から向き合う「F」があるユニット……そう思っています。
ここまで書いたことは、私がただC.FIRSTにF-LAGSの要素を重ねた結果にすぎません。
ですが、「F-LAGS」というレンズを通したからこそ、そこから生まれる差異・共通点から、自分なりのC.FIRST像が結ばれたように思います。
クールでパーペキな生徒会長ユニット・C.FIRSTの本質に、少し近づけたかもしれないな……
嘘です。
言いたいこと言ってるだけなので、実際は1ミクロンたりとも分かってないです。
鋭心……事務所の年上と喋る時は敬語……?
百々人は二人称キミ固定……?
秀ゲーム組入る……?というかゲーム組結成される?
誰もわかんない……
とにかく、このC.FIRSTという個性的で頼もしく、でもちょっと不安定なユニットを、責任を持ってプロデュースできるのか?
もうしばらく悩ませてほしい……
*1:NSE F-LAGS 「ドラマ『旅のときめきを体験』」にて、翔真さんから「涼ちゃんは高校生だっけ?」との発言あり。